「ご、ごめ…あっ!」 わたしは、体制に気がついた。 まだ抱き締められていた状態のわたし。 「すみませんっ」 わたしは中川くんから降りて、地面に座った。 「あんたさ…謝りすぎ」 「…すみません……」 「ほら、また」 いつからだろう。 謝るのがわたしの口癖になってしまった。