私はコクコクと頷いて台所へ向かった。
…やっぱり、大学生の考えてることはよくわからないなぁ…。
いきなり笑うし、チョイスは紅茶だし…。
クールで無愛想だと思ってたけど、意外と喋るし…。
…私の部屋に、一番最初に入るし…。
って、だんだん“大学生”じゃなくて篠崎さん本人に対することになってる…!
今から勉強教えてもらうのに、なんだか失礼だ…。
私は頭をブンブンと振って、慌てて少し濃くなった紅茶の中からティーパックを取り出す。
あぁ…考えごとしてたから。
少し時間が経ちすぎちゃった。
なんて思いながら、ミルクと砂糖を一緒に用意して、自分の部屋へと戻った。
「すいません、お待たせして……」
………………!!!!!
そう謝りながら部屋に入った私が見たモノとは…!


