外に出ると、当たり前というか3人がいて…。




うわぁ……。




いきなり緊張してきた……。




だ、だだだだって!




キセキでも起こらない限り、私は今の付属高校からそのまま女子大にあがることになる。




一応その試験は受けておいたから、大学生になれないことはないんだけど…。




やっぱり峰龍大学に受かって、大学生活エンジョイしたいよ……。




「ひな、どしたの?」




とぼとぼと3人から遅れ気味で歩いていたら、美織ちゃんに声をかけられた。




「う、ううん!受かってたらいいなぁって……」




本当は、あの入試の手ごたえからして結果は目に見えているんだけど。




新聞見たけど、全然答えが違う…気がした…。




センターがよかったから、頼みの綱はもうそれだけ。




穂見くんと行った、あの神社の神様にお願いしてくればよかったぁ…!




もう、もう…!




もっと早く目標立てておけばよかったよぉ!




なんて、後悔にさいなまれながら一人無言で電車に揺られ………。




「春沢さん、着いたけど………大丈夫?」




気づけば、穂見くんに肩を揺さぶられていた。




「ごっ、ごめんね!全然平気!」




ひ~……変な顔してただろうな…。




急いで顔を整え、穂見くんの隣を歩きながら改札を出る。