【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-








そして、ガチャリとドアを開けた瞬間……。




「いいの?行っちゃって」




いつの間にか玄関に立っていた舜くんにそういわれた。




いいの?って…。




どういう意味?




私はゆっくりと振り返る。




すると舜くんは、私をバカにしたように鼻で笑った。




「俺、ひなが思ってるようなヤツじゃないかもよ?」




え………?




それって……。




「実は強盗犯だったりして」




ご、強盗犯!?




「………そっ、そんなことあるわけ…!」




私は慌ててドアを閉める。




舜くんが私を引き留める為に言っている、訳の分からないセリフ。




自分が本当に強盗犯だったら、いちいち暴露しないよ。




…ってその前に、なんで引き留められてるんだろう。




うつむいて色々考えていると、さっきと同じ、甘い香りが鼻をかすめた。




「あるわけないだろ。…要は、休めってこと」




うぅ…やっぱり…。




無視して学校行けばよかったなぁ…。




でも、頑固で自分の意思を曲げない舜くんには敵わないって、もう私の中でばっちり認識されている。




…だから、今日は…休もう。




「わ、わかったので……あの…」




……というか、学校云々より今大事なのは、後ろからギュッと抱きしめられているこの状態!