歳「よし、全員そろったな」





土方が周りを見ながら言った








歳「桝屋喜右衛門、本名、古高俊太郎がはいた」






総「で?何て言ったんです?」







今の今まで壬生寺で子供と鬼ごっこで遊んでいた沖田が言った







歳「総司、てめぇは黙ってろ



ゴホンッ




古高が言うには、
風の強い日を選んで、御所風上に火をつけ、混乱に乗じて帝を連れ出す


さらに、守護職を暗殺し、新撰組を急襲し壊滅させる……と言っていた」







勇「……なんてことだ」







近藤らは驚きのあまり言葉を失った








歳「古高が捕まったことにより、今日にでも長州勢が集まる可能性は高い」







土方がそう言った






勇「このことを、守護職と所司代、奉行所に連絡しなければ」







近藤は部屋をでていった







総「どうやら大仕事のようですねぇ」







沖田は難しかったのか、途中途中しか聞いていなかった







歳「お前、少しは緊張感をもて!!」







総「え〜、ヤです!!緊張しても良いことないでしょ」






沖田がそう言うので土方は呆れてため息をつく







歳「……いつでも出られるようにしておけ」








そう言って土方も部屋をでていった