「お前ら・・・此処で戦争を起こして命令に従い菖蒲を殺した奴を知らぬか」


「っ!」


菖蒲・・・私の兄の名前。


そうか。お兄ちゃんにも仲間が居るんだよね。


自殺するよりも償えるかな。


「・・・わた・・」


「知らないっ。私は知らないっ」


なっ。馬鹿だこの女。腕を撃たれて痛いだろうに。


知っているはずだ!此処ら一周に居る奴らは私の事情を知っている。


なのになぜ隠すんだ!お前らが死ぬ必要なんてどこにもッ


「・・・あんたたちに教える様な・・・馬鹿な女じゃないよっ」


「ちっ。うぜぇババァ。ほら。もう駄目だ撃て」


「了解」


駄目だっ。やめろっ。


パァンッ。


「・・・」


私は銃を女に向けた男を撃った。


頭点を撃ったから即死だっただろう。


男はその場に倒れた。


「っ。誰だっ」


「シュガイバー地により、唯蔵菖蒲を殺したのは私だ」


「なっ・・・んだと?」


「唯蔵菖蒲の仲間か。」


「・・・あぁ。」


「殺しに来たのか?私を。なら早く」


「ちげぇよ」


「・・・は?」


「俺達は菖蒲を殺した奴に命令をどうにかして逆らえる方法はなかったのか」


「それを聞きに来ただけだ。」


「・・・」


たった損だけの事を?


「ば…馬鹿じゃないのか?」


本当に馬鹿なんだな。


「んだと。良いから」


「…此処の場では少し。この女を手当てしてからでも遅くない」


「…あぁ」


…一体なんでそんな事を聞くんだ。こいつらは。