『ただいまー』

『あらっはやかったわね』


私は部屋にいって
どうしようか考えていた。


もうおしかけちゃえっ!


コンコン”

『…』


いないはずないのに…


『お兄ちゃん?』

『…』


無視かよっ

もー...
はいっちゃえー


ガチャっ

『お兄ちゃん、いるなら
返事くらいしてよぉ』

『あぁ…』

『ほんとそっけないよね』

『そうか?』

『うん...』

『で、なんのよう?』

ひどいよ....
『なんでそんなつめたいのよ!』
『はっ?』

『なんで…なんでそんな
なっちゃったのよぉ…』

私は泣いてしまった。


ギュッ”


えっ?

『お、お兄ちゃん?』