「未良、気づいてねぇの? さっきから首のとこ、赤いアトが見えっけど」
「えっ……!」
私は慌ててつけられたそこを隠す……前に、手を取られてしまった。
そして本多君のもう片手が、そこに触れる。
その瞬間、チクッと小さな痛みが走る。
「どうせ、梶原につけられたんだろ?」
「……っ」
バレてしまった事実と、本多君の怖い表情が私の口を動かなくさせる。
「未良のことだから、抵抗何一つできなかったんだろ。そこが甘ぇの」
「……はい」
……返事した後、いきなり狭くて暗い道に引き込まれた。
「えっ……!」
私は慌ててつけられたそこを隠す……前に、手を取られてしまった。
そして本多君のもう片手が、そこに触れる。
その瞬間、チクッと小さな痛みが走る。
「どうせ、梶原につけられたんだろ?」
「……っ」
バレてしまった事実と、本多君の怖い表情が私の口を動かなくさせる。
「未良のことだから、抵抗何一つできなかったんだろ。そこが甘ぇの」
「……はい」
……返事した後、いきなり狭くて暗い道に引き込まれた。

