レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

 ――どうしよ……。

このキスマーク、どうしたら消えるんだろ?


「未良っ!」

「へっ……?」

私が歩く先には、息を切らした本多君がいて……。


「はぁ……、良かった……」

「へっ? あ、あの、さっきから、何言って?」

「……。最近、梶原先生に呼び出しばっか、食らってんじゃん。何か、あったか?」

私の心臓がいやな音を立てる。


「なっ、何もない……です。ただ、個人指導されてて」

「……嘘、つくなよ」

「えっ?」