レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

「そっか。……いや、判られたら、困るけどな」

え?

それって、どういう……。


とにかく気になってしまって、私はようやくお手洗いを出てきた。


「本多君、それって……」

「もう忘れていいから」

私の言葉を遮ると、手を引っ張られた。


「あっ、あのっ……。本多く……」

「ん? 今、菅原の言うことは全部却下な」

そう言った本多君の笑顔はいつもと違ってて。

まるで、はにかんでいるように見えたのは、私だけなのかな……?