レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

本多君の笑いが止まっても、私はずっと怒っていた。


本多君はコーヒーカップに乗ったあと、やっと冷静になって謝ってきたけど、簡単には許せないって思った。


だって、なんだかんだコーヒーカップに乗って楽しんでたのは本多君。

ハンドルはとにかく回し続けてくれたおかげで、私は酔ってしまって、数十分はトイレに引きこもっていた。


失礼で、無邪気で。

憎みたいのに、憎めなくて。


だから、余計に許せなくなってしまった。