レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

「菅原、結構楽しんでたな」

「楽しんでないです!」

あれじゃ、楽しむヒマもないよ……。


「……泣くほど、怖かったか?」

「え? ……本多君がいてくれたので、多少は……」

「多少かぁ……。ま、いっか。じゃ、次は菅原。どこ、行きてぇ?」

「え? わ、私ですか?」

「俺と一緒にいんの、菅原だけじゃん。おもしれぇな、菅原は」

本多君は私の頭を撫で回した。


おもしろい……のかな?

でも。

本多君が楽しんでるなら、私も楽しい……。