レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

「っ、……未良。ずっと、離れねぇよな……?」

「はい……」

唇が離れたとき、本多君が私を見つめる。

しかも……切なそうな目で。


「絶対、離れません……」

だって、長年の片想いだったんだもん……。

離れたくない……。


「俺、初めてなんだ。誰かのこと、好きになったの。……周りはさ、俺がカッコイイとか言って近づいてくっから、信用できなかった」

そうだったんだ……。


「でも、未良はそんな感じに近づいてこなくて、未良といることで自然と安らぐことができてた。でも、いなくなると、心配で心配でたまんなくなる……」

本多君……。