レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

 * * *


「あ! 雪、降ってますよ!」

「……ホントだな」

本多君に手をつながられたまま、白くなる街を歩く。


「私、夢だったんです。こうやって、雪が降ってるときやイルミネーションがきれいなクリスマスに好きな人と歩くの……」

「……ふーん。俺だったらさ、彼女ととにかく一緒にいれれば何でもいいや」

グイッと手を引っ張られる。


「えっ……」

勢いで、私の唇に本多君の唇が触れた。


「でも。未良といると、ブレーキが利かなくなる」

「え……?」

「……未良のこと、めちゃくちゃ好き。一生、離したくねぇ……」

そして、本多君に抱きしめられる。

強く、強く……。


「私も、大好きです……」

手も、体も……本多君から離れません……。