レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

「……っ、本多君……っ!」

また、この人は……! と、怒りがわいてきた。


「だって、未良……っ。めちゃくちゃ、震えてんだもん……っ」

「ひどいです……っ」

こっちは腹をくくってたのに……。


ホントは心の奥底で期待してた。

頭の中で、密かに想像してた。

キスのそれ以上……のことを。


でも、本多君はキスしてこない。

そんな行動をしてくれない。

それに……、こんなことを思ってる私を知られたくなかった。


なのに……、なのに……。