レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

また、唇が離れる。


すぐにキスされるわけでもなく、じっ……と本多君に見つめられる。


真剣で、……それで熱い視線を浴びせられて、私の体が熱くなってく。


 ――本多君……。


私は心の準備をして、覚悟を決めた。

ゆっくり、目を閉じた。


「――……」

あ、あれっ?


なかなか何もされないので、無意識に目を開けていく。


すると、本多君はなんと……笑いをこらえようと肩を揺らしていた。