レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

 * * *


あの後、なんとか体育祭は終わった。

あの件に関しては、先生たちはなんの措置も行わないらしい。

よかった……。


にしても、本多君はあれっきり、どこに行っちゃったんだろ?


「あ、未良! 探したんだよ?」

「え?」

と、声をかけながら走ってきたのは、実保ちゃんだった。


「どうしたの? 実保ちゃん」

「いや、本多が見つかったから知らせてあげようと思って」

「えっ!? どこに?」

「保健室。」

「……へっ?」

保健室?