* * *


私はそのまま、家に帰宅してしまった。


朝早く登校して、お母さんも今日だけ特別に欠席にしてくれた。


そして私は、なんだかんだ夜の7時まで眠ってしまった。


実保ちゃんのバカ……っ。


「……未良、入るね」

私が布団に潜った瞬間、咲良お姉ちゃんはノックもせずに、私の部屋に入室してきた。


「……川嶋、謝ってたよ。あとね……、実保ちゃんも来てるの。話があるんだって。……じゃあ、用はこれだけだから」

お姉ちゃんは一方的に話を進めて、退室してしまった。