レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

「……っ。――き、キス! しますから、その……っ」

「ん?」

そう言いはじめると、本多君は舐めるのをやめて、私を見つめた。


「何?」

「キス……しますから、……目を閉じてもらっても、いいですか?」

思わず見上げるように言うと、本多君は目をゆっくり閉じてくれた。


私は鳴り止まない心臓をほっといて、わずか数センチ先しかいない本多君に顔を近づける。


 ……っ、本多君の顔って、ホントにきれい……。


そう思いながら、本多君の唇に自分のそれを重ねた。