レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

「んー。……じゃあ、ご褒美。せっかく勝ったんだから、ご褒美くれよ」

「ご、ご褒美……?」

「たとえば……」

本多君は私の膝から離れて、顔を間近に寄せてくる。


「キス、とか……?」

「……へっ?」

き、キス?

 ……私から!?


「触れるだけでもいいから。な? お話はその後に聞かせてやるよ」

また、本多君は満足そうに笑う。


 ……わ、私からキス?

そ、……そんなの無理……!


「ひゃあ……っ」

本多君の舌が私の耳を舐めた。


「なぁ? まだ?」

そうやって、また舐める。


本多君にそんな簡単に触られてるだけなのに、なんだか気持ちよくて、どうでもよくなっちゃう……。