レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

「おい、未良」

弓道場に出てすぐ、未良がいた……が、爆睡状態だ。


さすがに、しめ出すはなかったか。


 ……にしても、寝顔、可愛い。


「んん……、本多、君……」

ヤベ。

その顔で俺の名前、呼ぶなって。


俺は未良の顔をじっと観察するように見る。


ほんのり赤く染まった、可愛らしい頬。

その頬より、朱く染まった唇。


「全部、可愛い……」

初めてだよ。

こんなに、好きになったこと。

 ……てか、初めて恋をした。

気づかねぇうちに、未良に惹かれてたんだな……。


「未良……」

未良が起きねぇように、優しく唇を重ね合わせた。


 ……end.