レンアイ指導室~甘々な指導~【完】

 * * *


明日……。

本多君が話したいことって、なんなんだろ……?


「……未良? 入っていい?」

ベッドに寝転がって十数分後、ノックとともに咲良お姉ちゃんの声が聞こえた。

私はどうぞと言って、姉を招き入れた。


「今日、本多君とどうだったわけ? 2人ともいないからさ」

「あ、ごめんねっ。その……、本多君に無理やり、で……」

「はい~!? ……全くっ。とりあえず、いいけど、何かあった?」

「え?」

「それ」

お姉ちゃんが指差したのは、ケータイについた今日買ったあのキーホルダー。