数十分歩いてやっと・・・ついた

「あはは、ごめんね海音君。やっぱり迷子になっちゃって、やっと着いたね
大丈夫・疲れてない??」

「(本当だったんだ)大丈夫だよ?お姉ちゃん気にしないで」

理事長室って書かれてる札をやっと見つけた

「失礼します 天音です」

「おぉ、久しぶりだな沙夜・・・大きくなったな」

人柄がよさそうなお兄さんが返事をしてくれた。

「はぃ、お久しぶりです如月 來斗(きさらぎ らいと)さん
本日は、相談を受けてくれてありがとうございます」

「いやいや、対したことはしてねぇよ。にしても、そいつが例のガキか?」

「そんな、言い方はやめてください。海音君は精神がやっと落ち着いてきたとこなんです
そんな、刺激させることはやめてください。本当に。。。」

「おねぇさん、俺大丈夫だよ??この人おねぇさんが、信頼できる人何でしょ??そんな
酷いことしないでしょ??」

そっと、おねぇさんの腰にぎゅうっと抱き着いた

「ふーん。なるほど・・・ね(此奴、沙夜に恋感情あるなぁ。。。しかも、自分の今の現状を
 理解して尚且つ子供特有の技を使って自分に有利に立つようにってか)」

「海音君・・・ありがとう!!そうですよ!!私がこの学園に通ってた時に・・・何度も助けられたの」

「そうなんだぁ、おじさん!!俺 天野 沙夜姉の義理弟 天野海音っていいます(色々)
よろしくお願いします!!」

おねぇさんの服を掴みながら、(威嚇しながら)挨拶した。

「海音君、えらいです!!挨拶きちんとできましたぁ!!來斗君見ましたか!!
私、ちゃんと子育てできてますでしょ??(はにかみながら)」

「いやいや、まてよ沙夜!!此奴・・俺の事おじさんっていったぞ!!!
俺は、まだ26だ!!お兄さんっていうのが普通だろ??」

「え・そうでしょうか??わかりました。あ。海音君のクラスと教科書類をいただけないでしょうか??」

少ししゅんとなりながら、話す沙夜に無性に罪悪感が生まれた

「おぃ、冗談だ沙夜・・・お前は立派にやってるよ!!俺が保証する!
海音、お前には今からテスト受けてもらう。それでクラスを決める。いいな?」


海音に話すときの來斗君は、なんだか真剣な表情で言った。

そうあの表情は・・・何かを決断する時みたいの表情だ。。。