君の檻から出されたなら。




「…私が…っどんな気持ちで
貴方を離したと思っているの…っ…?」




紫羽はわざと鍵を開けておいたんだ。


おそらく、俺が出ていく様子も見ていたんだろう。



俺を想って
俺を逃がした。




でも、


「外の空は、俺には広すぎた」


ごめん。


君が全てだったなんて
気づかなかったんだ。





「愛してるの、刹…
あの夜貴方を見つけた瞬間から、
きっと私はおかしくなったの。

……貴方を放せない…」



君の異常な愛が
俺には何より必要だったんだ。





「……愛してる、紫羽」