俺はいつもと変わらない答えに肩を落とし、また縁側から空を見上げた。 この古風な家から見る今日の空は もう夕方だというのにまだ明るい。 最近は灰色な空が多かったせいか、久しぶりに見る綺麗なそれに心が躍る。 この、美しいものの下で自由に羽ばたけたなら、どんなに気持ちがいいだろうか。