学園奉仕活動

「あーーんパーンチ!!あーんキーク!!ばいばいきーーんっ!!!」


手紙をぐっしゃぐしゃにして、煙草に火を着けようとしたじろさんからライターを奪い、火あぶりの刑に処した。


「そこまでする気持ち分かるわ。流石に腹立つな、それは」


ゴリラが気の毒そうな顔を向けてくる


が、それも今の俺は腹が立つっ!!


と言っても、八つ当たりするわけにはいかないので、燃えた紙を足で踏み、ゴリラに向き直った。


「また、散々言っといて、最後謝ってるのがムカつく!『私は謝れるのよ』みたいなさぁああーーっ!!」


込み上げる怒りを全て紙にぶつけるべくダンダンと踏み倒してやる。


「まあぁ〜〜・・・・・ふぁ〜・・・・・・最初はこんなもんけぇ?」


「おい!あんた!俺の担任だろっ!欠伸なんかしてないでなんかしてくれ!俺悪質な手紙貰ったよっ!?」


胡座をかいてダルそうに座っているじろさんの、どうでもよさそうな態度に、つい熱くなり、Tシャツの袖を引っ張り必死に訴える


「や、やめっ、やめろいっ!日頃の行いが悪いんでぇ!自業自得でぇ!バカッ!」


が、俺の日頃を否定され、自業自得、おまけにバカまで言われてしまった・・・・・・。



「ちっ・・・・・・・」

こうなりゃ致し方無いっ・・・・・・・!