学園奉仕活動

と、安堵しながら歩いてたのもつかの間・・・・・


「貴様、さっきなんか言いかけなかったか?」


横に並びながら聞いてきちゃったよ、この人。


「いや、言ってない。何も・・・・」


「早くしろとかなんとか・・・・」


言ってないと言っただろうが!頼むよ、おいっ!


「言ってないよ」



「いや、間違いなく言っただろ。早くしろ・・・・・この・・・・・この野郎?」


ち、近い線いってるな、このアリスめっ。



「そんなこと言うわけ無い」


「嘘つくな。貴様なら言いかねん・・・・・殴るぞ?」



くそっ、粘着質だな


これだと永遠に聞かれそうだ。


ああ〜もう、しょうがない

俺は、正直に言うことにした。


「『早くしろ、このプリティーガールな愛しの人』と、言おうとしたんだ」


我ながら何を言ってるんだろう。


「なっ・・・・プリティーガールな愛しの人っ?う、嘘をつくなっ」


何故そこで、頬を朱に染める・・・・・・


しかも返しが弱い・・・・


「ごめん、嘘だ」



「なっ、嘘だとっ・・・・?」