『えぇ〜遅れながらぁ〜あたくしぃ〜百太郎と言いますぁ〜。生まれも育ちもぉ〜―――――』


『ちょっ!はよしろっ!!じろさん、思ったより力強いねんからっ!』


『ああ、すまん。では、本題に入らせていただきます。二年B組、鬼白アリスさん。聞いていますか?この顔にピンときたら、100番100番』


『おまっ、殺すぞーーっ!はよせえっっ!!』


『すまんすまん』


なんなんだ?ホントに漫才か?



『え〜アリスさん。私も、まだまだ若輩者である為、過ちも犯すし、間違いだってそら〜もうたっぷり大盛。謝り忘れるなんて日常茶飯事・・・・・』


・・・・・それは、人間として駄目なんじゃないのか・・・・?


『ホントに、悪いと思ってるわけで。残念だと、ホントに残念だと思い、ここで一つ遺憾の意を示したく存じます・・・・・・・・』



『おまっ!ほんまふざけんなって!!そこで頭下げても見えるかーっ!!ちゃんと謝れっ!!』



『すいませんでした・・・・・』



「う、うん・・・・・・」

あちらこちらから突き刺さる他の生徒からの視線で恥ずかしくなり、顔が赤らむのを凄く感じつつも、私は、見えないとわかってはいるが、教室のスピーカーに頷いた。