学園奉仕活動

「ああ〜それは〜・・・・・」

寝子は恥ずかしそうに頭を掻き


「僕、狭い所好きなんで、その、彼処に入ってみたら思いの外落ち着いてそれで今・・・・・・・ですね」


と、言う。


うん。


これはまさしく


「寝子だ」


「うん、猫やな」


「えっ?何がですか?」


寝子だけは自分の猫さ加減を理解出来てないみたいだが、まあ、良しとしよう。


「で、とりあえずどうしようか?」


寝子とゴリラを交互に見てそう問うてみる。


「どないしようかな〜。クソ真面目にバケツ持ってく気も無いしな〜」


「僕は今、教室に戻る勇気無いです」


聞くまでも無かったが、やはりな言葉が二人から返ってきたので、考えてたプランを言うことにした。










「いやいやぁ〜〜、屋上に来るの久しぶりだな〜。幸せだな〜」


「ほんまやな。数十分ぶりやな」


「それ、久しぶりじゃ無いような・・・・・」


と、話ながら屋上への扉をくぐると


「百太郎君っ!?」


と、驚きを露に俺の名を呼ぶ声が飛んでくる。