学園奉仕活動

「あるっ!!」


「うっ・・・・・・・!!お、お前っ、いきなりなんやねんっ」


とりあえず、ゴリラの首筋にチョップを喰らわしてみた。


ほんととりあえずで、なんとなくだった故に


「いやまあ、なんとなく・・・・・ね?」


としか返せない。


「なんとなくで、首狙うなやっ!危ないねんぞ!首はっ!!」

そう言いながら、首を擦っているゴリラは、何やら首に対する思いが強い気がする。



何かあったんだろうか?



「お前、首になんか――――――」


「こら、百太郎!それにゴリラっ!てめえ等授業中になに喋ってんでぇっ!」


ゴリラに首について聞こうと喋りだした途端、じろさんからお叱りを受けた。


「ああ、その、つい・・・・」

大衆の面前で怒られたので恥ずかしくなり、とりあえずじろさんに苦笑いを向ける、俺。


「じろさんにまで、ゴリラって・・・・・・」


ゴリラはショックを受け、伏し目がちに呟いている。