学園奉仕活動

「あれ?どうしたんやろ?」
アリスが、素早く黒板へと向き直ったのにゴリラも気付き、不思議そうな顔を向けてきた。


「って、お前か・・・・・・なにヤらしい顔してんねん」


ゴリラは、俺の素敵な、炎のスマイルを理解出来なかったみたいで、そんなことを言ってきやがる。


「いや、まあ。アリス綺麗だなとね。だから炎のスマイルをさ」


「炎のスマイル?燃えとんかお前。てか、今更っ?!同じクラスになって、もう1ヶ月以上経つでっ!?」


「ん?まあ確かに。もうすぐ2ヶ月ってとこかね」


「てか、一年の頃から合わせると一年以上やぞ」


「ん?ああ〜・・・・・」


確かに、一年の頃から、騒がれてた様な気がする


でも誰が可愛いだの綺麗だの、俺は興味は無いのだ



可愛いからどうした?綺麗だからどうした?何か自分に良いことがあるのかね?

それに、勝つか分からん恋愛争いに自ら参加するタイプでもないのだよ、私は


てか、根本的にどんな事でも争いは好きじゃない


ゲーセンとかでダチと勝負ってのすらやる気ないぐらいの、良い風に言えば平和主義者、悪い風に言えばヘタレ、根性無し、おもんない奴、駄目男。