学園奉仕活動

「うわぁ〜〜っ。海外旅行に来た気分ですね〜」


2、3歩進んだ辺りで、恋ちゃんが目をルンルンと輝かせ、そう言い


「だな」


「やな」


「え、ええ、ですわね・・・・」


と、俺も含めた残りの三人もそれに同調する――――というか、同調せざる得ない



と言うのも、地面には赤煉瓦が敷かれ、左右には二メートルぐらいあるかと言った、塀の様に形を整えられた木々が立っており、門と家の扉を繋ぐこの赤煉瓦の道の中心辺りには、角の生えた屈強そうな人物が腕組みして立つ巨大な噴水があったりする・・・・・・


洋風建築の建物は沢山あれど、敷地の広大さや、建物の大きさまで再現しているのはあまり――――と言うか、“住み処”としては見たことがない・・・・・・・・


ましてや肉眼ではまず見たことがない・・・・・・


ましてや自分が通う学校の近所で、住まう町の近所で、見るとは・・・・・・



ましてや同じクラスの女子とは・・・・・・・



ましてや自分の鼻かみティッシュを事故とは言え、頭に付着させてしまった女子とは・・・・・・・・



「ましてや・・・・・・・」


遂には、口にまでしてしまう程、ましてやの連鎖に填まり、闇へと浸りそうになった時


「うっわっ!何アレ!カッコいいっ!!」


と、恋ちゃんが声を上げたので、何がカッコいいのかと視線を追ってみると


「こっちが恥ずかしいぐらい堂々と立ちションしてる!!キャーッ!最っ高!カッコいいっ!!」


屈強そうな人物――――正確には像――が居た・・・・・・