学園奉仕活動

で、数分後――。



「もう、そろそろなんかな?」



「うおおっ!すっごいっ!!金のしょんべん小僧ですよっ!!」



「あ、あんなの、全然凄く無いですわっ」



「・・・・・・・・・・・」



俺達は再び、ハクチョウ台の最奥目指し歩いていた。


「ええ〜〜、なんです〜?ツンデレっちゃう人ですか〜?キンパチせんぱ〜い」


「つ、ツンデレって無いですわっ!と言うか、キンパチ先輩と呼ぶのはお止しなさい!」



ムキになるのが面白いのだろう、先程から恋ちゃんは、中嶋をからかって遊んでいる


まあ、恋ちゃんの言葉に、いちいち否定的な反応する中嶋も悪いんだけどな



「・・・・・・・・・・」



と言うか、何故居るんだろう?


両脛ローキック嵐の後、ごく自然な流れで付いてきた気がする


「・・・・・・・・・」


と言うか、最後尾を少し遅れて無言で歩いている俺が、付いてきた人みたいな位置付けにすら思える・・・・・・・・・



「まあ、いっか」



それほど馴染みが早い奴なんだろう


お高くとまってる感はあるが、悪い奴でもないしな


と、少し歩く速度を早め、前を行く3人に近付いた時

「ん?なんかおかしいぞ?」

と、ゴリラが自分の右側にあるどこぞの民家の塀に目をやりながら言うので、すかさず


「頭が?」

と、聞いてみる。


「いや、頭ちゃう。頭は全然大丈夫や。・・・・・・・・けど・・・・・・・・」

言いながらゴリラは、塀を伝うように、ずっと先の方まで目をやるので


「なんだよう・・・・・・・・・」

とか言いながら、同じように目をやると



「どこまで囲っているのかしらね?」


「て言うか、そもそも、何処から始まってるんですか?」


と、中嶋と恋ちゃんも同じように先へ目をやりながら、恐らくゴリラが言おうとしていた疑問を口にする。