学園奉仕活動

「おい、ちょっ、なんでいきなり冷静なんねん!俺が変人みたいになってるやんけっ!」



「いや、でもお前・・・・・・ふっ」


「なんやねん!今何で鼻で笑ってん!馬鹿にすんなって、お前こらっ!」


「いやいや、そりゃお前、バカ―――」

と、言いかけた時


「とりゃっ!!」

背後から掛け声が聞こえ、同時に両脇腹に指でグリグリされたような感覚が走り

「ああんっ!」

その感覚から一刻も早く逃げたい、と、その一心で必死に身をよじり

「で、でえいっ!・・・・・・何奴っ!!」

なんとかグリグリ攻撃から逃れ、直ぐ様、背後を振り返る

「やっぱりかっ!恋ちゃんてめえっ―――」

「てめえって誰に言ってんだてめえ!宇宙まで蹴っ飛ばすぞ!」


「えっ・・・・・?いやいや、何故お前が怒って―――」


「お前って女の子に対して言うんじゃないよ、お前!て言うか、お前、アロマ姉さんに何したんだ!」


人に叱っときながら、「お前」を連行し、怒りを露にそう言う恋ちゃんだ


・・・・・・・てか、アロマ姉さんって、誰だ・・・・・・?


「さっき突然、奉仕活動部辞めるって言われたんだぞ!始まっても無いのにだぞ!」


奉仕活動部員にそんなフローラルな人居たっけな・・・・・?

「どうしてくれんだ!アロマ姉さんは、あちきの安定剤なんだぞっ!あちきの・・・・・あちっ・・・・・・わあぁあああーーーん!!」


最終的には号泣し、あんだけ怒ってたのに、俺の胸に落ち着く恋ちゃんだった。


ん〜〜・・・・・・・・アロマ姉さん・・・・・・・・・


女は二人しか居ない筈だから、恐らくアリスの事なんだろうな・・・・・・・・・



「って!なんだとうっ!?本当かそりゃっ!」


と、恋ちゃんの両肩を掴み問うが


「うあぁああああ」

更に、泣きが強まっただけったので


「お、お〜〜し、おし。いい娘だ〜、いい娘強い娘だから泣くな。なあ?」


と、なだめなだめて



15分後。



「そ、その、ご、ごめんなさい・・・・・・つい感情が高ぶってしまって・・・・・・・」


泣き腫らした目から、まだ涙が溢れるのか、目を擦りながら、恋ちゃんはそう言うので、俺は「いいよ」と、恋ちゃんの頭をポンポンし、改めて、アリスの事を聞いてみることにした。


「で、その、本当に辞めるって言ったの?」


「うん・・・・・・・退部する折りを言いに職員室に行ったら、じろさんが居なかったから、明日には・・・・・と」
涙を堪えつつ、恋ちゃんはそう語り


「ああ・・・・・・階段の下の彼処の霊は、じろさんなんやな〜・・・・・・やっぱり」

と、ゴリラは、納得したように頷く。


「ふむ・・・・・・」


納得するとこ違くねえ?とも思ったが、あえてそこは置いておき、俺は二人に、ある提案をすることにした。