・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。
いや・・・・・・
何してくれてるんだ、あのハゲ・・・・・・・
そもそも歌う意味が分からねえっ!
育毛剤の話しかしないお前とティータイムとか絶対嫌だ!お断りだっ!ふざけんなハゲこらおいっ!!
と、湧き溢れる黒い感情と共に教室のスピーカーを睨んでいると。
「では、私も失礼しますわ」
中嶋もクルリと体の向きを変え、自分の席へと戻って行く。
「・・・・・・・・・」
一体何しに来たんだろう?アイツ・・・・・・・
ティッシュのくだりの為だけ・・・・・・・?
「・・・・・・・・・・」
疑問と共に中嶋を見ていると
「では、俺は座る」
ゴリラは隣の自分の席へと腰を――――
「いや、うっせえぞお前。お前は勝手にしろ。説明さすないちいち」
「いや、ちゃんと説明しろよっ!皆気になるやろっ!」
「ならねえよぉ〜。ゴリラの言動なんか、いっちいちよぉ〜」
ったく、座っただけのくせして調子に乗るな、ゴリラめが。
「お前、そんなん言うなって。てか、なんやその話し方!語尾を伸ばすなっ!」
「うっせぇよぉ〜。黙って付いて来いよぉ〜」
ゴリラにそう言い教室の扉へと向かうと
「クソッタレが・・・・・・・」
と言いつつもちゃんとゴリラは付いてきたので、連れだって屋上へと向かって歩き出す。
道中、階段の下のワックスの彼処から、おっさんの低い声の様な叫び声が聞こえたと言う怪話を、一年とおぼしき生徒が廊下の窓辺で数人集まって話していたが、俺とゴリラは聞かなかったことにして屋上へと向かった。

