学園奉仕活動

「なつかれてるな・・・・・・」

その一言で察するに、ゴリラも同じ事を考えたのかもしれない。


「すぅ〜・・・・・・すぅ〜・・・・・・・」


俺の左肩を枕にして寝ている姿を見るに、子供の様にも思える・・・・・・



が、同じ鬼我島学園の生徒であり、同学年だ。



小さいとは言え、それなりの成長をしている訳で、意識を集中すると嬉しい感触があちらこちら・・・・・・・・・・

いやいや、俺ともあろう者が何を考えてるんだっ!


やらしい感情なんて抱いてはならん!


男じゃなく漢になれ!



「・・・・・・・ううん?」



「っ・・・・・・・」


もう起きたのかっ!?


「・・・・・・・ごくっ」


「・・・・・・・・・・・・・・すぅ〜」

ああ、なんだちきしょう、驚かせやがって


「ふぅ〜・・・・・・・」


危ない危ない・・・・・・・って、ちょっと待て、何が危ないんだ

それに「“もう”起きたのか」ってなんだ

“もう”ってなんだ!言ってみろ、俺、この野郎が!!なに固唾飲んでんだ鬼畜生!駄目じゃないか!



むちゃくちゃ邪じゃないか・・・・・・・



バカっ!もうバカっ!


「・・・・・・・すぅ〜・・・・・・・すぅ〜・・・・・・・」

幸せそうな寝顔――顔は見えないが、憩いの左肩だと思いたい――を想像し『ほんと色々思ってごめんなさい』の気持ちを込め、どらさんの後頭部に目を向ける。


「・・・・・・・」


まあでも、外側に顔が向いていて良かった・・・・・・・・・・
なんやかんや言い聞かせようが本能には勝てん。


やっぱり、俺ぁ男だ。



「こんなこともしちゃうぜ! 」


と、どらさんの頭を撫でようとした時



「きっっさまぁー〜・・・・・・・」


背後から、獰猛な獣の唸り声の様なものが聞こえてきた




・・・・・・・まあ、俺の予想が正しければ、この声の主はいつも何かにプリプリしてるんだがね・・・・・・・。