弾むボール~勇気を出して~

どうにかして、仕返ししたい……。


久遠君に、同じように私を意識させる? どうすれば…………あっ!



「川越? 何ボーッとして……」



覗き込んでくる久遠君の顔。


それを正面から見つめて、言い放つ。



「……雅樹」