「……何の用?」



初めて話した時は、冷たい態度にいらっときたけど……それも、もう気にならない。




あの時、久遠君が一人で泣いてたこと……知ってるから。


本当は、久遠君が寝る前から見てたんだ。


ドアの隙間からちらっと、だけど……。