ユウコさん(仮)の彼氏

奈緒の言いたいことは分かってる。



俺が心の底から応援して欲しいなんて思ってないことも、間違いなくお見通し。



だから何も言えない。



何も訊けない。



“大丈夫?”



“無理してない?”



そう言わんばかりにただ心配げに俺を見つめてる。



でも俺は、そんな奈緒を目の前に、素知らぬ顔でニコニコと笑みを浮かべ続けた。