ユウコさん(仮)の彼氏

「それに俺、この子のこと気に入っちゃったし。」



「えっ!!」
「いやぁ…でもコイツは…」



「それにほらっ!ウチの店には開店当初からの鉄の掟が…」



「掟………おぉ!あれか!!」
「先輩が…先輩があたしのこと……」



「だから、ね?雇っちゃおーよ。このまま毎日こうしててもキリないし。
どうせ毎日来るなら働いてもらった方がいいじゃん!」



「確かに。コイツの無駄に有り余ってるエネルギーをウチで使うってのも悪くねーかも、な。」



「そうそう。世間は省エネ。
無駄なエネルギーなんて一切ナイんだから。」



「………よし、雇うか。
でも、一応コイツの意志を再確認…」



「働きます!!!」



「「へ?」」



瞬間、ガバッと立ち上がったあたしは、キョトンとする店長さんの右手を、両手でギュッと握りしめた。