ユウコさん(仮)の彼氏

「みーおちゃん。」



「ヤバい!ヤバいですって!嬉しいけど、今は名前呼ばないでぇぇー!!鼻血がぁぁぁー!!」



「やかましい!!」



「ギャッ!?」



でも黙り込んでいたと思ったら、突然ギャーギャー騒ぐあたしの頭をベシッと叩き、



「テメェもカウンターから出んなって言っただろーがっ!」



「あぁー…そうでしたっけ?」



「とぼけんなっ!ってか、レジは!無人レジなんて俺は許さねーぞ!」



「あ~…レジなら理壱(リイチ)くん居るし。」



「それなら大丈…って、んなもん関係、ねぇっ!」



「いてっ!」



「ちょっ!アンタ、先輩になんてことっ!!」



「あぁん?」



「あははっ…」



毛バタキで先輩の頭を叩いた店長さんは、キッと睨み上げるあたしとヘラヘラと笑う先輩を、腕を組みながら睨みつけてきて。



「ちょっとアンタ!なんとか言いなさいよ!!そんな小汚い毛バタキで先輩叩くなんて、他の誰が許してもあたしが許さない!!」



「優斗!!」



「って、無視すんな!オッサン!!」



「黙れっ!!ってか、んなことよりなにより、俺はこいつだけは雇んねーぞ!!こんなやかましい娘、俺は世話したくねー!!」



「えっ!!」



突然の店長さんの言葉に、マックス寸前のあたしの怒りは一気に氷点下まで下がった。