ユウコさん(仮)の彼氏

邪魔なんてするはずない。



先輩のことは大好きだけど、2人を別れさせてまで付き合おうだなんて思っていない。



「…………でも、」



「あ?」



ポツリと呟いたあたしは、目を伏せながらひとつ息をついた。



「諦められないのが事実で、付き合いたいと思うのが、あたしの本音です。」



「そりゃまあ、そうだ。」



「だから、諦めようと思っても、どうせ諦められないなら、とことん好きになって好きを伝えよう、って。
それでもし2人の間に少しでも溝が出来たなら、それはそれでラッキー!…って思うし、邪魔はするつもりはないけど、隙があるならその隙をつきたい!…って思うし、もし別れたなら一番にあたしが慰めて、あわよくばな展開を…って思うし。
さっき邪魔するつもりは無いって言ったけど、あたしには2人を応援する気は更々無いです。
だから結局は邪魔してる形になっちゃうのかもしれないけど、あたしだって自分が可愛いんで。
あぁー!なんかもうっ、自分で言ってて最低な奴だなって思うけど、でもこれがあたしなんですっ!だからもうっ、ついでに言わせてください!
……店長さん!!あたしをここで雇ってください!!
実はもう、“いちごみるく”飽きちゃったんですっ!!ってか、“いちごみるく代”もバカになんなくて、今月のおこずかい、ピンチなんです!!これ以上続いたら、あたし間違いなく破産しちゃいます!!でも毎日ここに通いたいんで……あたしをここで働らかせてください!!」