ユウコさん(仮)の彼氏

あたしは先輩が好きで。



こうしてコッソリ先輩を見つめては、たまに目が合ってニコッと笑い返してくれる。それがすごく幸せで。



瞬に何度も好きだって言われてもトキメかなったこの胸が、たったそれだけのことで最高潮に跳ね上がる。その瞬間がたまらなく愛しくて。



その度に“好きだなぁ…。大好きだなぁ…”って感じて。



こんな気持ちをくれた先輩を好きでいよう、って。
この胸のドキドキが冷めるまで、先輩が大好きだっていう確かな証拠が消えてなくなるまで、たとえ泣いても諦めないって決めたから。



でも泣きながら指くわえて見てるだけなんて、あたしは我慢出来ないから。



「チャンス…」



「あ?」



「あたしは………ピンチをチャンスに変えてみせるって、決めたんです。」



パッと店長さんを見た。