「こっくりさん?」


「うん。やりたいんだけど、手伝ってもらえないかな」


理由を話し終え、那古の返事を待つ。


「散葉がやりたいなら……でも、こっくりさんって危ない遊びじゃなかったっけ。平気?」


「大丈夫!いざとなったら、私が那古ちゃん守るから!!」


胸を張って言う散葉を見て、那古は少し心配そうな眼差しを向けていた。


「あ、でも何時やる?」


「うーん、明日……は?」


「わかったよ。大丈夫」


「良かった」


散葉は、心底嬉しそうな笑みを浮かべた。