数分後。


準備をし終えた4人は、紙を囲むようにして、机、椅子を4人分用意し、座った。


「……じゃあ、」


「「「うん」」」


散葉の声に、3人が頷いた。


すうっと大きく息を吸い込んで、散葉は言った。


「こっくりさん、こっくりさん、質問に答えて下さい」


「……」


「……」


「……ん?」


「質問って……」


「……あ!」


「皆、決めてない……よね?」


思い出した様に、4人顔を見合わせる。


「やっぱり……」


「で、でも」


慌てたように、由樹が言う。