☆Angelico

僕が知る四角い空には
いつも白い影が よぎる
名前も知らない鳥 それとも
時の終わりを識る天使

どこへ行くか誰に聞いても
大人達は口をつぐみ
子供達は無邪気に首を振る…

朽ち果てたアヴェマリアが
誰かの窓で謳われる 午後
雲一つない眩しい青に
また一羽 影が

ひかり…

僕が知らない円い空を
君は飛んでいくのでしょう
雲の地平 星の水平
白い翼 幾度も

翻し 翻し…