俺はもしかしたら

「どうやったら元の世界に帰れる!?教えろ!何でもするから!」


俺の声は、まるで、金属同士をぶつけたときに出る音のように響いた。すると、また不意にくすくすと笑いながら、さっきと同じ声があたりをつつく。


「そんなにあっちに戻りたいのか。いいだろう、望みどおり戻してやる。だがそれには条件がある」

「条件?」

「そうだ。お前が、私の望みを叶えればそれでいい」

「望み?お前の望みって何だ?俺に叶えられるようなものなのか?そもそもなんで俺なんだ!」

そういえば、ずっと気になっていたが、そもそもここはどこだ?夢?俺は死んでいないらしい。だったら、これは夢?なのか?女はさっきよりも大きな笑い声をあげながら続けた。


「私の望みなんて簡単。でも、お前にしかできない」