俺はもしかしたら

「は?何て?俺は確かに死んだ。あの時、確かに」

「いいや。おまえの可能性は、まだ消えてはいない。おまえの可能性は、小さくなって
こそだが、その分、美しく輝いている」


は?どういうことだ?俺が生きているって?ほんとに?

「冗談なら、今すぐやめろよ」

「冗談か。あいにく、私は“冗談”が嫌いでな。残念だったな。おまえの予想は、は ず れ」

女は、まるで、おもしろおかしいクイズでもしているかのような呑気さで俺を挑発する。

「なんなんだ。お前。馬鹿にしてるのか!?でも、本当に?」