「…この意味、解ってよ?」




それだけ言うと、

俊稀は道の向こうに姿を消した。




「お、追いかけろっ‼」




屋上に居た警察、

下で待機していた警察、

総動員で俊稀の後を追う。



俺も見失わないよう

ずっと追いかけ続けたが、




「くそっ、アイツ

 中心街に入った‼‼」




俊足俊稀は

あっという間に

人ごみの中に紛れ、

完全に見えなくなった。