「痛っ…。」




小さい声で、

そう言っているのが聞こえた。



これ以上

コイツが痛めつけられるのは、

もう見たくない。

やってはいけない

行動だというのは

充分に分かっている。

だけど、無理だ。

我慢なんて

できるはずがない。



ガラスの破片が

足にささるのなんて気にせずに、

座り込んでいる俊稀の横に

俺は駆け寄った。




「ちょっ…!

 来るなって!

 来ちゃったら…‼」